化石と宝石の両方の側面をもつ、地球の創造物。
虹色に輝くアンモナイト。
現在、約200種類以上の宝石、約4,000種類以上の鉱物が、この地球上で発見されています。またそれらの中には、生物鉱物と呼ばれる恐竜や太古の生物などが、 途方もなく長い年月と地殻変動により、変質したり全く別のものに置き換わって鉱物となり、産出されています。 それらは神秘的な姿形をもち、眺めているだけで癒やされるアイテムとして世界中で人気です。
今回、テラ・コローレでは、そんな神秘的で魅力的な宝石・鉱物・化石の中から、とても希少価値のある、虹色に輝くアンモナイトの提案をさせて頂きます。
アンモナイトは、古生代シルル紀末期から中生代白亜紀末までの、およそ3億5000万年の間、世界中の海洋に広く分布し繁栄した頭足類分類群の古代生物です。
現在のイカ・タコの祖先であるとも言われています。その鉱物・化石は世界各地で発見されていて、その種は１万種以上あると報告されています。
中でも、北米大陸のロッキー山脈の東斜面に沿った地域で産出しているアンモナイトは、
鉱物化するときに、その殻表面のアラゴナイト層（真珠層を構成する物質）が、
地中内の鉱物や圧力の影響を受け、6500万年以上もの長い間、地球と宇宙のエネルギーを吸収し、さまざまな条件が重なり、世界中で採掘されるアンモナイトの化石とは比べものにならない、希少な輝きを放つアンモナイトが創造されたのです。
アルバータ州産のアンモナイトは、見る角度によって様々な色が煌めいて、
独特な色彩と模様が特徴で、非常に希少価値がある鉱物化した化石と評価れています。
1908年 カナダの国立地理調査団がアルバータ州のセント・メリーズ河に沿って、アンモナイトの鉱物化した化石の鉱脈を発見しました。
1977年 KORITE(コーライト)社が設立され、その高品質なアンモナイトの化石の商業化をスタート。「コーライト」の名称でアメリカや日本に輸出され始め、現在もコーライト社はアンモライトの世界最大の生産者として発掘作業を続けています。
世界宝石連盟が公式に宝石として認定。
1981年、CIBJO（国際貴金属･宝飾品連盟）が、美しく虹色に輝くカナダ・アルバータ州産のアンモナイトの化石を「アンモライト」と命名し、公式に宝石として認定しました。
2004年 アルバータ州の州宝石に認定されました。
その昔、北米大陸の先住民族ブラックフット･インディアンによって、虹色に輝く石が発見されました。その輝く石は「イニスキン」と呼ばれ、 部族がバイソンの狩猟に出かけるときに、バッフローの皮でその石を包んでいたことから「バッファローストーン」とも呼ばれていました。また「バッファローストーン」を持っていると「幸運」と「強い力」が与えられると信じられ、非常に神秘的な存在でした。
その希少なアンモライトは、壮大な地殻変動が起こったアメリカ合衆国とカナダのロッキー山脈東斜面に沿った地域（カナダ・アルバータ州周辺）でのみ産出している、まさに化石と宝石の両方の側面をもつ、地球の創造物・化石宝石なのです。
パワーストーンとしても高い評価。
アンモライトは宝石としてだけではなく、パワーストーンとしての評価も高くなってきています。風水の分野でも、アンモライトは自然を構成するすべての要素（火・水・土・木・金）を象徴するさまざまな色彩を放ち輝くことから、最もパワーのある石と言われています。
赤色は（愛・発展）
オレンジ色は（創造性・活力）
黄色は（富・財）
緑色は（知恵・知性）
青色は（健康促進）
紫色は（権威推進）
アンモライトの放つそれぞれの色は、手にする人の身体と精神にパワーを授け、体内エネルギーの流れを高める効果があると言われています。
またアンモライトはヒーリング効果もあり、疲れた心身を癒し、健康を整えるのにも効果がある石と言われています。
近年、中国・香港で多くの富裕層の人々に知られて始め、これからより希少価値が上がる宝石です。
テラ・コローレでは、宝石鑑定士がそんな神秘的で希少価値のある、魅力的なカナダ産アンモライトを独自のルートで調達し、既存のジュエリーではなく、アクセサリーでもない。宝石・鉱物・化石の本来の美しさが楽しめ、 宝物を手にする感動を、マクラメ編みの技法で、熟練者が一つ一つ丁寧に包み込んで仕上げています。
アンモライトの特徴
- 主成分:アラゴナイト CaCO3（炭酸カルシウム） aragonite(霰石)
- 結晶系：斜方晶系
- 硬度：4.5－5.5（モース硬度）
- 比重：2.60－2.85
- 屈折率：1.52－1.68
- 複屈折率：0.135－0.145
- 光沢：ガラス状
- 産出地:カナダ･アルバータ州 レスブリッジ
- 処理：一般的に表面をクリアエポキシ樹脂でコーティングし、裏面を合成樹脂を貼り合わせて補強しています。テラ・コローレでは合成水晶を使ったダブレット、トリプレットの取り扱いはしていません。
取り扱いの注意点
- アンモライトが汚れた場合には、湿ったやわらかい布で軽く拭いてください。 石鹸や洗剤、薬品の使用はその性質上、品質低下の原因となりますのでお避け下さい。
- アンモライトは、日常生活上での水濡れは問題ありませんが、長時間水に濡らすと、輝きが曇ってしまう場合があります、水濡れには十分ご注意下さい。アンモライトが濡れてしまった場合は、速やかにやわらかい布で拭き取り、十分に自然乾燥させて下さい。
有限会社 ミナカタジェム